<2018年6月の読書記録>社会課題を色々な角度で学んだ1ヶ月
読了した書籍:5冊
ビジョナリーカンパーニー2冊目を読了。適切な人を乗せることや、第五水準のリーダーなど、成長は勝手になされるものではなく、人が作り出す組織であるからこそ、人材に求められる素質が良くも悪くも大きな変化につながることは、変わらない事実。時を正しく示す以上に、時計を作ることに注力するなどの第五水準のリーダーシップは、この書籍が発刊されてる以降も変わらない要素として組織に浸透させるべき概念だからこそ、ビジネス書として長い期間読むべき書籍として残り続けているのが理解できます。
2冊目に続き、3冊目衰退の五段階を読了。五段階のうちの第1段階が成功からくる傲慢。そこから第2段階の拡大路線へと走る。何をなすにもまずは謙虚であることを念頭におくべき教訓として学ぶことの多い読書でした。
ソーシャルビジネスがどのように形作られるのか?事例や手続きなど具体的な部分を知りたくて手にとった書籍。結果的に、NPOは日本では中々根付かないボランティア精神ではなく、マネタイズの重要性をさらに知ることができました。
知りたかったこども食堂の内容。社会課題解決として取り組むハードルが比較的低いように感じもしますが、やはり大切なのは立ち上げよりも継続できるかということ。そして、難しいのは実際に支援が必要なこどもや家庭にサービスが届いているのか?という部分は課題としてあることを学びました。
相対的貧困問題が、社会課題として浮き彫りにならなかった背景には地域の助け合いコミュニティが薄れ、経済的困難を抱えていても助けを求めにくい文化になってきたこと。そこに対して社会課題として声をあげ、立ち上がってくれる人がいるからこそ解決へ一歩ずつ進むんだと思いました。
ホームレス支援の第一線で活動されている、稲葉剛さんの書籍を読了。マクロなレベルで制度に対して問うていく運動が、ミクロにより良い支援につながること。目の前の支援が必要な方々のために何ができるか?を問うたときに、大切なのは今以上に、なぜそういう状況になったのか?を改めて考えていく中で、解決すべき問題が見えてくることを学びました。