KumaLab

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「生きがい」につながる原石を磨く努力の大切さ。読んだ本「モチベーション革命」

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こんにちは、KumaLabです。
 
尾原和啓さんの著書、「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)」を読み終えたので、感想とまとめ。きっかけは、PrimeReadingに入っていたからというものですが、読んでいくとなるほどと思わされるところが多く、すぐに読み切ってしまいました。 
記事目次

 

この本の目次

はじめに:モチベーション革命
第1章:「乾けない世代」とは何か?
第2章:偏愛こそが人間の価値になる
第3章:異なる「強み」を掛け算する最強チームの作り方
第4章:個人の働き方
 

「乾けない世代」が大切にすること

団塊世代以前は前の2つ、「達成」「快楽」を強く欲しました。 汗水垂らして頑張って、高い目標を達成する。そして、そのごほうびとして、美味しい料理を食べ、ワインを飲み、きれいな女性と一夜を共にするなどの「身体的・心理的・社会的な快楽」を味わうことが幸福のカタチでした。 しかし「乾けない世代」は、うしろの3つ、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を重視します。

 

「やりがい」の大切さは言わずともわかりますが、結局その「やりがい」がどこにつながっていくのか?の行きつくところが違うのだと思います。団塊世代だからと言って、物質的に現れる成果だけを求めているわけではないと考えます。
 
しかし、行き着く先の成果が、心的か物質的かの比率が違うように感じます。
 

仕事におけるハッピー

仕事をするうえで最もハッピーなことは、「自分にとっては好きで楽にできることと、相手にはできないこととが嚙み合うこと」です。「こんなに楽で楽しくできることで、相手にお金ももらって、感謝をされるなんて!」と思えることです。仕事をしていて、これほど幸せな瞬間があるでしょうか?

 

著者の言う通り、楽に仕事をするというのは、人間関係における歯車が噛み合っていてこそ言えることだと再認識しました。何か都合の良いことのように聞こえますが、人それぞれ得意とすること、苦手とすることが違っていて、得意を伸ばしていくところに、必要とされる環境が見出せるということでしょうか。
 
「楽」というのは怠けるということではなく、著者が言及する「偏愛」にこそ答えがあり、人から見れば、なぜそこまで没頭できるの?とか、頑張れるの?ということを持つことであり、没頭できる何かに対しては人一倍「努力」できることが前提となって、「楽」という言葉が出てくるのだと思います。
 

個を尊重するための相互理解

時代は変化することが当たり前となりました。昨今の米国では、このことを「VUCA」の時代と呼んでいます。これは米国軍事大学が提唱しはじめた造語で、 Volatility(変動が大きく) Uncertainty(不確実で) Complexity(複雑に絡み合い) Ambiguity(曖昧) な時代に突入したということです。

 

この不確実な時代だからこそ、「個における偏愛」の大切さを書かれていますが、歯車が噛み合った関係性における組織運営をするためにも、お互いを知るということはとても大切だと感じました。
 
特に「乾けない世代」は「良好な人間関係」を重要視するからこそ、大切な「知る」ことのアプローチ。
 

ストレングス・ファインダー2.0 が紹介されていますが、まずは無料のm-gram診断をやってみました。KumaLabの結果はこんな感じでした。

 

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また、著者はそれぞれのトリセツ作成をオススメされています。
 

心理的安全社会から生まれるチャレンジ

チャレンジしてもみんなついてきてくれる、失敗しても受け止めてくれると思えるから、クリエイティブな試みが生まれるのです。こういった空間のことを「心理的安全性」に満ちていると言います。

 

著者の言う心理的安全性を確認する方法として、自分の上司にあたる人物は、「人」として私をみてくれているのか?だそうです。
 
これは人間として認識されていると言うことではなく、一人の「人」として尊重されているのかどうか?ということだと解釈しています。そして、人として尊重される関係性だからこそ、成果を上げたいと思える環境になっていくと思います。
 

「生きがい」の磨き方

著者は、「生きがい」を、「あなたが大好きなこと」「世界が必要としていること」「あなたが稼げること」「あなたが得意なこと」の4つが交わるところに生み出されると言います。そう考えてみたときに、自分の生きがいはなんなのか?それを確信するには、まだ時間がかかりそうですが、著者はこう言います。
 

「生きがい」の芽を見つけるのは早いに越したことはないですが、それを仕事にしていくプロセスで焦る必要はないのです。「生きがい」を磨いていく人生は、一生かけて作り上げていくものですから。

 

私の「生きがい」とは?それをはっきりと理解することに焦るのではなく、今取り組む一つ一つを生きがいにつながる原石として磨いていきたいです。
 

最後に

不確実な社会であることは現実です。その社会と自分がどのようにして向き合っていきたいか?を考えてみたときに、少なからず今の段階で言えることは、「生きがい」につながる原石を大切に磨き続けることかなと思います。

 

そして現段階では、その原石を磨く努力をし続けている姿を通して元気づけることのできる人がいるということに感謝の心を持って進んでいきたいと思います。

 

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