KumaLab

読んでみた試してみたなど、自分でやってみて記録を残すブログ

まずはやってみることを学んだ一冊、「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論」

こんにちは、KumaLabです。久しぶりの読書記事です。
以前、ぼくらの仮説が世界をつくるを読んだことがあって、その本で知った株式会社コルクから出版されているということで、読んでみました。
 
ボリューム自体は少なく、タイトルの内容に対して、端的に作家名さんの仕事の流儀というか、漫画家として取り組まれている明確な心がけや考えがシンプルにまとまっていて読みやすかったです。
 
漫画家の一般的なイメージとして成功する難しさや、安定しないなどあるかもしれませんが、著者名さんはそれを前提として、しっかりと食べて行くための方法を身につけ実践されている結果何だと思いました。
 

思うに、「何かを始めるには練習が必要」と考える人たちが多すぎるのではないか。

 

確かに、僕は石橋を叩いて叩きすぎるくらい慎重な性格です。だからこそ、学ぶことに必死で、肝心の実践をすることが少なかったと反省させられます。
 

読者のニーズとは関係のない「単なる自己満足」のために複雑な手法に手を出して、時間をかけるのはムダなことだ。自信を持てないことには、最初から手を出さない。迷う要因になりそうなことを排除する。

 

物作りにおいて、完璧を最初から作り上げられるはずはないし、そもそも自分が完璧だと思っても、ユーザーは違うことの方が多い。自己満足のための複雑さを極限まで少なくしたいものです。
 

「空席」をみつけたら、考える前にまず座ろう。自分のポジションを確保し、あとは本番の中で自分を鍛えていけばいい。「練習してうまくなってから」「準備を完全にしてから」と言っているうちに、何もしないで終わる人は多い。最初はへたでもいい。まずは、一歩を踏み出すことから始めよう。

 

完璧な準備なんてない。まずは座ってみる。土俵 に立ってみる。それから学ぶ。
 

「個性を見つけて伸ばせ」と言っても、一人の人間がもつ能力なんてたかが知れている。まずは型通りにやってみる。それも、とことんやる。そうすれば個性は後からついてくる。

 

そりゃそうだ。世界は広い。自分がこうしたいと思っても大概は誰かも思ってる。だからこそ、土俵に立ったら、細かいことは考えずに形通りにまずはやってみる。そして学ぶ。
 

要するに、早く結果を出すことが大事なんだ。あなたが個性を探しているプロセスには、誰も一円もお金を払わない。

 

勉強は自分への投資。でも、投資もリターンがなきゃ意味がない。だからこそ、今勉強していることは何に繋げたいのかをもう一度洗い出そうと思う。
 

漫画家の寿命を一番縮めるのが、アイデアを考えようと努力すること。そうやって何も思いつかないまま3日も経つと、自分の能力を疑い始める。クリエイターにとって最もよくないのが、自分を疑うことだ。そこから自信をなくすと、ガタガタと崩れていく。  そんなふうに悩むヒマがあったら、見たこと、聞いたことをすぐにマンガにし、現金化するのだ。身近にあるものからどんどんキャッシュに換えていく。それがプロの仕事だ。

 

何事も挑戦するときには、やっぱりこれは自分に向いていないのではないか?そう思わされるのはむしろ当たり前にあること。そんなの、やり続ければ答えは出るはず。
そういえば、今度感想を書こうと思っているのですが、蜜蜂と遠雷という本に、プロについての言葉があった。
 

プロとアマの音の違いは、そこに含まれる情報量の差だ。

 

もちろんこれはフィクションだし土俵が違うかもしれないが、結局知識量も経験量も、やらないと始まらない。知識も机上よりも実践で身についたものの方が関連を持たせ想起しやすい。
 
結局、やってみなきゃ始まらないということですね。