まずはやってみることを学んだ一冊、「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論」
『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク)を読みましたので、そのまとめと感想。
思うに、「何かを始めるには練習が必要」と考える人たちが多すぎるのではないか。
読者のニーズとは関係のない「単なる自己満足」のために複雑な手法に手を出して、時間をかけるのはムダなことだ。自信を持てないことには、最初から手を出さない。迷う要因になりそうなことを排除する。
「空席」をみつけたら、考える前にまず座ろう。自分のポジションを確保し、あとは本番の中で自分を鍛えていけばいい。「練習してうまくなってから」「準備を完全にしてから」と言っているうちに、何もしないで終わる人は多い。最初はへたでもいい。まずは、一歩を踏み出すことから始めよう。
「個性を見つけて伸ばせ」と言っても、一人の人間がもつ能力なんてたかが知れている。まずは型通りにやってみる。それも、とことんやる。そうすれば個性は後からついてくる。
要するに、早く結果を出すことが大事なんだ。あなたが個性を探しているプロセスには、誰も一円もお金を払わない。
漫画家の寿命を一番縮めるのが、アイデアを考えようと努力すること。そうやって何も思いつかないまま3日も経つと、自分の能力を疑い始める。クリエイターにとって最もよくないのが、自分を疑うことだ。そこから自信をなくすと、ガタガタと崩れていく。 そんなふうに悩むヒマがあったら、見たこと、聞いたことをすぐにマンガにし、現金化するのだ。身近にあるものからどんどんキャッシュに換えていく。それがプロの仕事だ。
プロとアマの音の違いは、そこに含まれる情報量の差だ。
『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク)
- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: コルク
- 発売日: 2017/02/06
- メディア: Kindle版
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