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「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」を読んで主人公以上に面白い視点に出会った

こんにちは、KumaLabです。
 
秘密結社Ladybirdと僕の6日間

秘密結社Ladybirdと僕の6日間

 

 

2017年1月に出版された喜多川泰さんの書籍、秘密結社Ladybirdと僕の6日間を読んだのでその感想。
 
勉強も部活も恋も、何もかも中途半端な18歳の主人公(颯汰)が出会った、映画「LadyBird」に出てくる本物のバーとメンバーとの物語です。
 
この物語は、主人公が出会うLadyBirdのメンバーとの会話を通して、人生において大切なことを学んでいきます。
 
この小説を読んで、学べることはそれぞれの立場で感じることや思うことが違うのではないかと思います。主人公の立場だけではなく、LadyBirdのメンバー達の立場からも感じる部分が違います。
 
その中でも、特に心に残ったキーワードを抜粋するとすると、「自分との約束を守る」です。
 

「自分と交わした約束を守れる奴はほとんどいない。でも、約束を平気で破る奴は信用できない。だから、自分との約束を破る奴は、誰より自分のことが信用できなくなる。つまり『自信』がなくなっていく。だけど他人と交わした約束を守るときと同じくらいしっかりと、自分と交わした約束を守って生きれば、そいつは一角の人間になれる。

 

自分との約束を守ることが「自信」につながる。確かに、「自信」とは「自分を信じる」ことです。人間関係においても信頼は約束を守れる関係かどうかです。自分に対してもまた然り。
 

自分との約束を守れる人になるだけで、自分でも驚くほど、自分の能力を開花させることができるようになるのです。とはいえ、それは、簡単ではありません。それができるようになるためには、自分の中に確固たる「システム」や「哲学」を作り上げなければなりません。その作業なくして、自分との約束を守る生き方というのは手に入らないでしょう。

 

この言葉の通り、いきなり全てをできるようにしようとするのではなく、これからも自分の中の「システム」と「哲学」をしっかりと築ける努力を読書を通して、体験を通して培っていきたいと思わされた1冊でした。
 
秘密結社Ladybirdと僕の6日間

秘密結社Ladybirdと僕の6日間