「子どもは40000回質問する」で考える親の示す姿
こんにちは、KumaLabです。
子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力を読んだので、その感想です。
子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力
- 作者: イアン・レズリー,須川綾子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「好奇心」という言葉は知ってはいても、案外イメージだけで、中身を掘り下げて考えたことはありませんでした。
題名からは想像できないほどの、「好奇心」というものの深さや、多角的に分析する内容の濃さに圧倒されました。
以前、学力の経済学を読了しての感想記事をアップしましたが、その記事の中でも紹介しましたが、勉強を子供に促す際に、ご褒美をあげることは有効かという分析がありました。
結果的には、ご褒美は「良い点数をとる」などのアウトプットにあげるのではなく、インプットに与えるべきということでしたが、この本を読んで、子供が知的好奇心をよ自ら得るまでは、親が色んな方法を駆使して好奇心を維持又は、向上させてあげないといけないと思いました。
人間の直感や常識、セレンディピティが働くような余地を確保する必要がある」。「何か」を知ることは優れた判断や発見には欠かせないが、「なぜか」と問うことはいかなる場合でも重要なのだ。
今の時代、わからないことがあれば、その「何か」を発見することはインターネットを介して、ごくごく簡単にできてしまいます。しかし、「なぜか」と問う力の方が、この先不透明な未来を生きていく子供たちに必要な力です。
その子供たちの「なぜ」を引き出すためには、親の幼少期からの子供への対応をこの書籍では強調しています。
子どもが好奇心旺盛かそうでないかは、早い段階での非言語的な問いかけに親がどのように応じるかで決まる。好奇心とは、他者からの反応によって増幅するフィードバックループなのである。
子供の指さしを目の前に、どのように親は答えてあげるのか?小さな子供への親の態度を目にするときに、指をさす子供の姿を見て、無視をしたり、適当に答えてしまう姿を見かけます。
しかし、こんな小さな子供に言ってもわからないだろうと始めから決め込むのではなく、言葉はわからなくても、丁寧に1つ1つ教えてくれる親の言葉と姿を子供は見ているのだと深く考えさせられました。
そういえば、この記事を作成する際に、ふと思い出した映像を最後に紹介をして、終えたいと思います。
「Children see. Children do.」という動画です。
子供は、親の姿を見て、そしてその行いを行動に移します。大人の人生の過ごし方が、子供の未来をある意味形作ってしまっているのかもしれません。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。